子育てとエニアグラム
私は二児の母で、
春から中学生になる長男と
小学生の次男を育てています。

エニアグラムの知識を持ってからは
以前より子育てがしやすくなりました。
子どもが求めている理想や
恐れや葛藤がわかるようになったからです。
ただ、
知識があるからといって、
実践はまた別のスキルが必要
悩むことは相変わらずあります。
でも、「答え」を元にする育児は
やみくもに接していた育児と違い
明確な指針となります。
だからこそ、
子育てママには、
エニアグラムを知ってほしい!
子育てについても
ブログ更新していきます!
なお、子どものタイプは
エニアグラムでは4、5歳ごろには
確定すると言われています。
2人以上育てた経験がある方は
わかると思いますが
赤ちゃんの頃から、
子供による性格の違いって感じますよね。
こどもによって
構ってもらいたい子もいれば
放っておいてもらいたい子もいます。
やはり持って生まれた気質によって
赤ちゃんの頃から違いはあり
色濃く性格が出来上がっていくのが
4~5歳ごろなのかなと感じます。
エニアグラムのタイプが違うと、
理想の親や家庭環境も全く異なります。
それでは、
各タイプの子供目線で
理想の親や家庭の解説をしていきます。
タイプ別理想の家庭
タイプ1

理想的な家庭環境
規則正しく清潔であること
子どもの時から優等生なのがタイプ1。先生や親に厳しく言われなくとも、自ら勉強したり自分のルールに沿って動きます。先生や親の言いつけはきちんと守ろうとします。真面目な気質であり、コツコツと必要なことは自分から取り組んでいく努力家の完璧主義です。もとから身体が緊張気味なタイプ1は、他タイプより、リラックスしにくいという特徴をもっています。その緊張は「間違うこと、間違いを指摘されること」を常に恐れる無意識からきています。だからこそ、タイプ1の子どもには「リラックスしていいよ。大丈夫だよ」と、ゆったりできる環境を作ってあげることが大切です。休むことの大切さ、のんびりすることも良いと言ってあげると体の緊張が緩みます。甘えることは苦手ですが、義理堅く家族という繋がりを大切にします。寛げる温かい家庭を望んでいます。

不規則で不潔な環境、浮ついて享楽的な親はやだよ
どんなことも、適当やいい加減にできないので、合理性や効率性には疎かったりも。それは、常に正確さを求めてのこと。いつも通りの手順を踏み、丁寧に対応します。プレッシャーをかけるとより緊張が高まるため、おすすめできません。
タイプ2


理想的な家庭環境
没頭できること、好きに突き進むことを認めてくれる親
自由な雰囲気で明るい家庭を求めています。意思を尊重してくれて、なんでも話せるようなフランクな関係を意識すると、タイプ2の子どもは素直に話してくれます。好きなことが見つかると、まっしぐらに行動に移したい性格で、実際に行動力を持っているタイプです。やりたいことを反対されたり干渉されると耐えられません。命令したりせず、自分を信頼してくれる、思いを尊重してやりたいことを応援してくれることを求めています。意思が強く自分の思い通りにしたい性格なため、指導しようと押さえつけると、行動的で積極的な性格が悪くでて、反発が強くなります。



規則や門限で縛る、道徳や倫理で追い込んでいく親だと家出しちゃうよ
家族とそれ以外に垣根をつくらず、誰にでも積極的でオープンに接する子どもです。楽観的で元気で前向きですが、注意散漫なところもあり、落ち着きがない子供でもあります。友達も多く、関係性を大切にしています。
タイプ3


理想的な家庭環境
才能を見出してくれて感情のケアをしてくれる親
人から認めてほしい、親に愛されたい。タイプ2とタイプ4の間でタイプ3は揺れ動きます。タイプ2のように人に必要とされたいけど、おせっかいと思われるかもしれない。タイプ4のように自分の世界を強く持つと人から見てもらえるかもしれない。でも、どちらかに偏りすぎるとバランスが悪い気がする。そうだ、人より優れている人になれば、人に必要とされ人からも見てもらえる。すごい人を目指そう!という意識に動かされます。自分の才能を見出してくれる親を求め、そのための時間や資金やエネルギーを喜んで提供してくれる環境を求めます。



空気が読める子どもで、効率もよく学校でも問題ない。でも実は自分の感情に手を焼くから、気分転換させてくれたり自分を力強く支えてくれる親がいいんだ
友達よりも秀でた存在になるためには努力しますが、努力が実らないとすぐにやめて、次に自分が勝てるところを探します。優秀でクラスの空気が読める明るい性格で、勉強はできる子であることが多いです。ですが、家族が競争相手になることも多く、他の兄弟が有能だと褒められると、自分の方が目立っているかどうかを気にします。タイプ3の子どもには、特にたくさん褒めてあげることを心がけます。子どものころから結果主義なため、結果がでない時にも「やったこと」「チャレンジしたこと」を褒めてあげることで、精神的に安定します。
タイプ4


理想的な家庭環境
親や家族に正しく自分を理解してほしいと望んでいる
タイプ4は複雑で屈折して見られるタイプですが、基本的には優しさと理解を求めているだけで、特に対応の難しいタイプではありません。情緒不安定になりやすいため、そうなった時、支援してくれる親を求めています。自分の世界に共感してくれること、自分の気持ちを理解してくれることを望んでいます。タイプ3は「できる自分を褒めてほしい」でしたが、反対にタイプ4は「何もできない自分も受け入れてくれること」を望んでいます。がんばれ!とプレッシャーをかけられると、辛くなります。短所も理解してほしいと感じています。



親は優しくても、結局は家庭にも居場所がない。幼少期から、どこにもしっくりくる感じがしない。私は他と違うから仕方ないのかな
家族といても、自分一人馴染めていない感覚を持っているタイプです。細かいことにこだわりが強く、自分の世界が色濃くあるため、親はその世界にお邪魔させてもらう感覚で接すると上手くいきます。家族の感情にも敏感で、自分を押し殺して人の気持ちを察するなど、子どものころから人に合わせて生きています。突然大泣きしたり感情が爆発することもあるタイプですが、心では悲しくても表現できないこともあります。タイプ4の子どもは、笑っていてもそれが本当の笑顔かはわかりません。
タイプ5


理想的な家庭環境
親であっても、あまり近寄って来ないでくれるとありがたい
子どもの頃から、じっくりと考え一人で処理したがります。干渉されたり指導されることは嫌いで、一定の距離を保ち、静かに見守ってくれることを望んでいます。子どもだからと、「遊んであげる、構ってあげるね」と思って近寄ったら大間違いです。苦しい場面であっても、親を頼るよりは自力で打開したいタイプなため、親には手を出さず見守ってもらうことを求めます。感情にはうとく、頭で考えて話しを聞くので論理的ではない親は非常に嫌います。簡潔に、論理的に、問題点を明確にして理屈として納得できるなら、話しを聞きたいと思っています。



別に親に期待してることってないけど…静かで学究的な家庭の雰囲気で、対等に議論を交わせる家族なら、話してもいいかな
子どもの頃から個人主義的で、クラスにいても一歩引いて冷静に眺めている立場を好みます。当事者になりたがらず、自分の興味がはっきりしているため、それについて調べる時間を持ちます。友達は少なくても気にしない性格です。親や先生に、「みんなで仲良く外で遊びなさい」と言われ続けるとストレスになることがあります。
タイプ6


理想的な家庭環境
たくましく一貫性のある安定した保護者を求める
引越しや進学など環境の変化や受験などのイベントでは、タイプ6はより不安が強まります。その時は、わがままも受け止め、しっかりと支える必要があります。口に出して「大切」だと伝えることも必要です。オロオロする精神的に不安定な親、指導内容がコロコロ変わる親には安心できず反抗的になり、時に問題を起こします。離婚であったり夫婦喧嘩は特にタイプ6の子どもにはこたえます。心を安定させるためには、生活に不安がないことが大切で、地域にしっかりと根付いた安定した経済状態の家庭で指導力のある両親を求めています。



みんなと共に安心して過ごせる家庭環境がいいな。反発と依存の間で揺れ動くことも理解してほしいな
家族や友達との絆が緩むことを恐れています。親から突き放されると見捨てられたような孤独感を感じパニックになります。場所に合わせて自分を変化させていくタイプなので、非常に性格が掴みにくく、従順だと思ったら反発したり、責任感が強い時もあれば、無責任にもなり一貫性をみせません。これらは、状況によって変化し自分を適応させているためです。
タイプ7


理想的な家庭環境
平穏な中にも変化はほしい!お祭りモードの楽しい毎日を求めます
楽しいことが大切なので、イベントや記念日の演出をする家庭だとテンションが上がります。季節のお祝いなどを毎回してあげると喜びます。家族でゲームをしたり旅行に行ったり、日常の中にも刺激のある環境を望んでいます。自分の気分を爽快にしてくれる親、特に母親に構ってもらうことはタイプ7の子供にとって重要です。おしゃべりをしたり優しくお世話してもらい、母親と密着的であると安心します。



日常にもアクセントが欲しい。何か特別感があるとワクワクする。ちょっとした工夫をしてくれる楽しい親がいい!
器用で頭の回転が早く、陽気な性格ですが、実は神経質で几帳面、疑い深く恐怖心が強いところがあります。他人にはこれらの暗い側面は見せません。甘えるのは上手く、物を欲しがりますが、すぐに飽きるのが特徴です。楽しいことがなければ、暗闇に押しつぶされてしまうという葛藤が根源にあり、悲しみや苦しみは避けるタイプなので、家庭内が楽しい雰囲気であることを特に強く求めます。
タイプ8


理想的な家庭環境
楽しい語らいがあって愛情いっぱいの環境
タイプ8の子供は、子ども時代から子どもらしくいられず、早く大人になる必要があると感じています。自分の意志は絶対なため、干渉は邪魔と捉えます。親に甘えることも苦手で、甘えや優しさは、弱さと感じてしまいます。ストレートには甘えませんが、タイプ8も愛情いっぱいの家庭を求めています。親であっても、親の愛を信じ切ることは難しく、子ども時代から我が強く負けず嫌いです。親の愛を信じられる具体的なものを求めます。自分を信じて静観してくれる親を求めています。



自分は、守られる子どものポジションでいる気はない。子ども時代から一人の人間として自力を頼りに突き進みたい!
家族の中にいても第一人者でありたがり、子供の頃から我の強い小権力者です。家族に対しても、強さを保持していたいと感じています。相当なボロ負け以外は、弱さを見せません。自分の過ちを指導されると、悔し泣きすることがありますが、「もっと強くなってやる」と怒りに震え、より強靭なメンタルを目指していきます。
タイプ9


理想的な家庭環境
安定で穏やかな毎日に、ほんのひと匙「刺激」を加えてくれる親
安心できる家族や友人に囲まれて、平穏であることが最も大切ですが、全く変化がない毎日だと退屈し精気が減ってきてしまいます。元から積極性を持たず受け身なため、親の方から色々な体験をする機会を作ってくれるなど、意欲を引き出してもらうことを求めています。目標ややりたいことが明確になりにくく、欲望や自己主張も少ないため、兄弟が多い家庭の場合、家族の中でも影が薄くなる可能性もあります。家族との調和は大切にしますが、一人の空間も必要としています。



自然体で調和していられる環境がいいな…
家族に対しても、はみ出ることを恐れるため、自分のしたいことや意見は我慢して表現しない傾向にあります。家族が仲違いした場合、力を発揮して仲裁役をしたりしますが、基本的には受け身です。自分から頼み事などもほとんどしない子どもで、自分から何かアクションすることはほとんどなく、みんなの話しを聞いていることが多く、のんびり落ち着いています。
以上、
9タイプ別のこどもの求める家族像でした。
こども時代に得られなかったものを
パートナーに求めたりします。
恋愛や夫婦関係にも
親との関係性の影響を受けています。
子育てママだけではなく
子ども時代の自分の振り返り、
自分のタイプを理解することで
癒しに繋がったりもします。
変わらない過去ですが、
捉え方は変えられます。
なぜ、子どもの自分はそう感じたのか。
それらに今、
答えが出るとしたら、
自然と、受け入れられる経験に変わっていく。
エニアグラムセッションでは、
親との関係性やこども時代のトラウマ解消なども
取り扱っております。
ご相談ください。
自分自身を羅針盤にする生き方へ