世界のポジション3類型
世界(周囲)の中で、
自分の立ち位置がどこなのか
考えたこともないですよね。
でも実は、
気質タイプによって
立ち位置が設定されているんです。
立ち位置といっても
上下関係やマウンティング、
優劣や外向内向では一切なくて
意識の中での
自分のポジションです
そのポジションは3つ
- 世界の真ん中
- 世界の境界近く(端っこ)
- 世界の中のどこかにいる
さぁ、あなたはどこに
位置していると思いますか。
これが性格によって
自分の中に定義づけられているのです。
その位置関係によって
性格は異なっています。
- 私は私の世界にいると自己認識するタイプ
(タイプ1・4・7) -
意識の中で自分は世界の境界近くにいると感じる(周囲から見られている感じで不快)
- 私は世界と共にあると自己認識するタイプ
(タイプ3・6・9) -
世界の中のどこかにいると感じる
周囲から見られつつ自分も見ている - 私は世界の中心にいると自己認識するタイプ
(タイプ2・5・8) -
どこにいても自分が真ん中にいると感じる
自分が周囲を見ている(自分は見られていない)
子どもとの関わり、パートナーとの意思疎通でも、この理論を知っておくと人間関係にめちゃくちゃ役立つよ
私は私の世界にいる
(タイプ1・4・7)
世界の端っこにいる
特徴
- 意識の中で自分は世界の境界近くにいると感じる(自分なりの世界を作ろうとする)
- 世界から見られている意識
- 状況から自分を切り離して考える
- 自分の存在を自分でOKできず、世界に受け入れられねばOKとならない
- 社会の尺度が押し付けられていると感じ苦しいので自分だけの世界を作らねばならない
- 世界に受け入れられることが自分の納得となる
- 他者と調和できにくく、集団行動が不得意
- 閉鎖的で流浪性があり、人見知りと不安がある
引用 究極のエニアグラム(竜頭万里子)
ルールや常識について
- 見られる自分を意識する割合が多いため、自意識過剰になりやすく、自分を出すことができず、演技をしたり隠したり引きこもったり交流しないなど、様々な方法で自分の世界を守る
- 社会の規範になじめず、常識に疑問をもったり、どこか遠いところにあるもので、理性で理解しても自分の深い意識の中では納得しにくいものがある
- 規範を選択できる決定権がないと意識の中で感じており、「守らねばならない」「守りたくない」とい極端に走ることがある(タイプ1だけは守る事は当然と考える傾向にある)
- 真面目で几帳面で嘘がつけずどこか潔癖で融通がきかないところがある
- 正直で純粋な性質も色濃い
引用 究極のエニアグラム(竜頭万里子)
子ども時代の様子
- 初めて会う大人を恐れ、尻込みしたり、なかなか視線をあわせず、声をかけても答えないなど、神経をとがらせて用心深い態度をとる
- 常に人から見られる自分を意識していて、その視線をシャットアウトすることで自分を守り、自分の世界を確保しようとしている
- 生まれながらに自分の意識の中でどこか疎外されている感覚がある(現実的には当てはまらない場合も自分の意識の内部では疎外感をもつ)
引用 究極のエニアグラム(竜頭万里子)
集団生活が苦手なので、不登校の子はこのタイプに多いと思う。人が多い場所にいるだけでどんどん消耗していく感覚があり、シールドを張りながら人と交流するため、疲れるんです。うちの子、このタイプかもしれないと思ったら「気を張ってるんだな。頑張ってるんだな」と思ってみてほしいな
シールドの張り方も、
タイプ1,4,7ともにそれぞれです。
別記事にまとめますね。
- タイプ1は社会的な役割のシールド
- タイプ7は楽しいことのみ取り入れるシールド
- タイプ4は分かってくれる人以外受け付けないシールド
私は世界と共にある
(9・3・6)
自分は世界のどこかにいる
特徴
- 世界の中のどこかにいると感じる(できれば真ん中を目指す)
- 周囲に見られつつ自分も見ている視点
- 状況に自分の方を合わせていく
- 自分の存在は社会と調和していればOKだがそうでないならOKにならない
- 物事の価値判断尺度は社会の方にある(自分を社会に合わせるため、不安感と気苦労がある)
- 世界と調和すると納得する
- 協調性があり八方美人になりやすい
引用 究極のエニアグラム(竜頭万里子)
ルールや常識について
- 社会規範に忠実であろうとする(規範から逸脱するのは苦しく、大抵は規範から外れないようにする)
- 規範は総意なので、合わせた方が無難
- 社会のルールいかんによって自分を合わせたり従うが、状況に流されやすい
- 人の動向を気にして用心深く、注意力がある
引用 究極のエニアグラム(竜頭万里子)
子ども時代の様子
- 幼児期から場にあった行動や、子どもらしい対応をして、周囲の大人たちを意識している(集団行動が得意で場に合った行動を自然ととれる)
- 大人から見られる自分や「みんな」を強く意識しており、慎みある適切な言動をしていることが多い
引用 究極のエニアグラム(竜頭万里子)
空気も読めるし、常識の範囲におさまってくれるし、大人からしたら、育てやすいタイプの子どもとなります。ママ友の子どもがこのタイプだった場合には、羨ましい…となる可能性高いですね。育て方以外にも、元からの気質も関係があるんですよね。
私は世界の中心にいる
(8・2・5)
自分が世界の真ん中
私は世界の中心タイプ特徴
- どこにいても自分が真ん中にいると感じる
- 世界を見ている視点(見られていない)
- 状況を自分の都合のよいよう解釈する
- 自分の存在を自分でOKといえる
- 物事の価値判断の尺度は自分自身にある
- 自分の納得が何よりも大切で優先する
- 自分の優位性を確保したく傲慢になりやすい
- 集中力があり大胆で全体把握能力がある
引用 究極のエニアグラム(竜頭万里子)
ルールや常識について
- 大抵は社会規範を受け入れるが、自分の考えと異なるときは場合によっては苦しくとも自分の考え方を変えず、規範を拒否する
- 規範は総意だが、受け入れるかどうかは自分に選択権があり、自分で決める
- 社会のルールは自分より下の位置に定義する
- 独断的になりやすいが、決断力がある
引用 究極のエニアグラム(竜頭万里子)
子ども時代の様子
- 初めて出会う大人に声をかけられても尻込みすることなく、視線をしっかりと交わして恐れる様子を見せない。
- 大人から見られる自分を意識することが少なく、自分の欲求のままに行動している(自分の存在基盤が強固で安定しており、世界からはみ出す不安をもっていない)
引用 究極のエニアグラム(竜頭万里子)
子どもの時から、意見をしっかりと持っているため、相手が大人であっても躊躇うことなく主張します。たとえ、怒られても自分の意見を堂々と伝える子どもであることが多いです。我が強いという印象を持たれることもあるかと思いますが、世界の真ん中に存在しているため、存在基盤がしっかりして安定しているゆえですね。
まとめ
お互い日本語を話しているのに
話が通じない…という
苦い経験をしたことがあるかもしれません。
価値観の違いと
片付けられることが多いですが、
その違いは、
「世界の認識タイプ」の違いかもしれません。
すれ違いの例
世界と共にあるタイプは周囲と動きを合わせたい
みんなと同じを選びたい。みんなはどうするか様子をみてみようかな
世界の真ん中にいるタイプは、周囲より自分の意見が重要
今、みんなのことは関係ないよね。あなたはどうしたいの?自分が決めることだと思う
世界の真ん中にいるタイプは、
みんなに合わせようとする姿を見て、
主体性がない人とみていますが、
これは主体性の問題ではなく、
ただ世界の認識の差なんですよね。
世界と共にあるタイプが提案
こうしたらよいと思いますよ
世界の端っこにいるタイプは命令と受け取る
絶対に、こうしないとだめ!てことなんだ…
端っこタイプは、
「せねばならない」がベースにあるため
必要以上に深刻に受け取り、
ささいな提案も命令と受け止めてしまいがちです。
親が真ん中タイプ(2,5,8)で
子どもが端っこタイプ(1,4,7)の場合は、
関わりに注意が必要です
真ん中タイプは、
自分の存在基盤が強固で安定していて、
世界からはみ出す不安を持っていません。
そのため、
自己の存在基盤が弱い端っこタイプのことを
理解することがそもそも難しいのです。
この組み合わせは特に、
誤解や行き違いが多くなります。
人間関係のトラブルの多くは、
自分と相手の気質の理解不足によるものです。
自分と相手の「普通」が違うのです。
聞きなれた言葉ですが、
では具体的にどう違うのか?
その答えを、
エニアグラムで出すことができます。
人間関係の指南書を持って
生きるのと、
手探りでぶつかりながら生きるのとは
全く質が変わります。
まずは、
自分のタイプから理解していきましょう。
参考文献 究極のエニアグラム(竜頭万里子)
この記事を書いた人
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