愛情言語５パターン⑦取り扱い注意点と実践編【強烈な効果と副作用】効果的な伝え方

リアル質疑応答

実際の恋愛コンサルで
出てくる質問を公開します。

相手のタイプが分からない場合はどうしたらいいの？: 相手の反応や様子から仮定をたててみて、一定期間集中的に行ってみる実験をおすすめします。そのタイプで合っていたら、必ず良い反応が起きます。あまり効いてなさそうなら、次の仮定にうつります。もし相手に聞けるようなら、この中で重要なのはどれ？と直接聞いてみるのもおすすめです。

片思いの場合はどうしたらいいの？: 片思いの場合は特に、相手が受け取れる表現で伝えないと、お話しになりません。実際のリアルコンサルでも、自分の表現で伝えているつもりでも、相手には伝わっていないことも多々。人は自分のタンクを満たしてくれる相手に好意を持ちます。ライバルに差をつけるためにも、この期間は集中的にタンクを貯めていくことで効果が上がります。

関係が冷え切っています。その相手に合わせるのはストレスがたまる: 自分のタンクが長い間空だと、満たしてくれない相手に憎しみを持ってしまう場合もあります。そうすると、相手のために合わせたくない…という気持ちになるかもしれません。ですがこれは、自分が心地良く生きていくため、自分のために行う行為でもあります。自分の要求を通すにも、相手の感情タンクを満たすことでスムーズになります。関係を改善するために自分から動けるかどうか、その意図と目的をはっきりさせることが必要です。

相手に自分のタイプの要求を伝える場合はどうしたらいいの？

自分のやってほしいことが分かったら、相手に理解してほしいですよね。その伝え方は重要になります。

事実と感情を伝える: 「こうしてくれたら嬉しい。
こんな気持ちになる」

「私このタイプなんだ。
こうやってくれる時に愛を感じる」
と説明します。

さらに
それが満たされていないことで

どんな辛い気持ちか
責める目的ではなく、
事実を伝える目的で
相手を否定することなく、説明します。

相手からしたら、
それがそんなに重要だとは
気づいていない場合もあります。

長年夫婦をやっていても
説明しないと伝わっていないことも
たくさんあります。

コミュニケーション不足からくるすれ違いは、
パートナーシップにとても多いのです。
やってくれた時すぐ反応する: 「今のすごく嬉しい！ありがとう。」と、
行為の後すぐに反応すると

「これが喜ぶんだな」
「こんなに喜ぶならもっとやろう」
と彼にも伝わりやすくなります。

やってもらってる時は気づかずに、
やってくれない時を
クローズアップしてしまうのが人間。

やってもらったときに
すぐ反応するようにしましょう

「こうすれば私はご機嫌ですよ」と
教え込み、教育していく感じです。
言い方は悪いですが…
具体的にお願いする: 「話しを聞いてくれることを求めてる」
と伝えると、

それがどのぐらいなのか
相手はイメージがつきません。

忙しく余裕がない時や、
そもそも一緒の時間タイプの順位付けが最下位の場合、
話しを聞くことを負担に感じる人もいます。

その場合
「平日は忙しいだろうし、
土日の夜ごはんのあと３０分聞いてほしい」や

「出かける時には
お茶する時間をつくってほしい」など、

具体的にお願いすると、
相手は「自分が何を求められているか」把握し
対応しやすくなります。

お願いしてやってもらうのに
意味があるのかと抵抗が出るかもしれません。

でも、今までのパターンを変えるために
まずはやってみてもらう。

その時に自分がよい反応を相手に返す。
それが積み重なると

自然と相手がやってくれるように
なってきます。

そうなるまでは、
お願いしてやってもらう時期もでてきます。
やってくれたら相手のタイプの表現でお返しをする: 「こうしてくれて、私すごくうれしかった」
と伝えた上で、

あなたも相手のタイプの愛情表現をします。
やってくれた行為と結びつけてお返しすることで
相手に「やってよかった」と
思ってもらいやすくなります。

相手の優先度が高くても、自分がそれをしたくなかった場合はどうしたらいいの？

選択になります。やらなくても問題はない。でも、やったら確実に愛情を届けられる。この理論を知ったうえで、どう使うかは個人の目的や相手との関係性によります。

【例】
山登りが好きで「一緒の時間」タイプの彼に対して
インドアでサービスタイプの彼女の組み合わせ

サービス

山登りに行けってこと？全然興味ないし疲れちゃいそう…。一緒に行きたがってるのは知ってるけど…私はちゃんと家のことを整えたり、お弁当を作ってあげたりで貢献はしています。

この場合、
山登りに行くことが目的ではなく、
彼の感情タンクを貯めることが
目的となります。

めちゃくちゃ戦略的よね

愛情を伝えることが目的です

戦略…
ともとれるのですが、
愛情を相手に伝えたい純粋な思い
ともいえます。

どうなりたいのかを
決めることが一番大切です。

あなたが愛していても
相手が「愛されている」と感じなければ
相手のタンクはたまりません。

そして、タンクが干上がっていく…

「愛されている」ことを感じてほしいなら
彼の受け取りやすい愛情表現を学んで
それを渡してあげないと伝わらないのです。

しかし、
どれぐらい山登りが自分にとっての負荷になるかで
実行するかを考えないといけません。

そう、
ここが副作用なんです…

副作用

実際にこの方法は
かなり効果的であり
うまく使いこなすと強烈に作用します。

ですが、
劇薬には副作用もありますよね…

副作用

作りこまれた自分と本当の自分の乖離: エニアグラムタイプ、本能のサブタイプ、愛情言語タイプが分かれば、正直、相手の心を操れてしまいます。どうやれば好かれるか、どういう言葉をかけると効果的か、気質という答えを持っているからです。ですが、心理学の知識を駆使して愛されても、それって実は孤独。本当の自分とかけ離れた「作りこまれた自分」になってしまいます。
自己犠牲に疲れてくる: 相手のタイプがわかれば、それに沿う行動をすることで確実に好感度を上げることができます。ただし、合わせ続けることは、ストレスも生みます。彼に好かれることが目的で頑張り続け、ようやく彼の愛が手に入った場合、合わせることをやめる怖さと、合わせ続けるストレスが葛藤を生みます。自己犠牲では続きません。相手の感情が満タンになっても、今度は自分が力尽きてしまいます。

本当の自分とかけ離れた自分を生み出し
その自分で愛されても
結局疲れてくるんですよね…

では、どうしたらいいのか
ここに、ふじかえなりの解を出しました。

自分の許容範囲の把握

相手に合わせると
確実にタンクを貯めることはできる

けど、
自分の許容範囲をこえるなら
あえて、やらない

自分が苦しくならない範囲で
合わせられるゾーンでのみ貯めていく

色々な事例をみてきて、
私自身の経験もふまえて、
これが一番現実的バランスがとれているかな
と感じます。

「一緒の時間タイプ」の彼に山登りに誘われた場合

ここで、全く興味がなくても
行くことも選択です。

軽く行ける人は問題ないんです。
許容範囲内なので
きっと新しい発見や楽しみもあるでしょう。

許容範囲を超えている場合が問題です。

山登りは大変すぎると
感じることも。

彼が喜ぶのは分かるけど
無理やり参加することで
自分が辛くなってくるのは確実です。

キャパオーバーなのに合わせることは
負荷がとんでもなくかかります。

ここで無理すると、副作用が起きます。

対処法

一緒に山には登れない事実

「あなたと一緒の時間を楽しみたいけど、
私にとっては山登りは
体力の面でも今はきついんだ。」
と正直に伝えます。

本当の自分も表現する。
その状態でお付き合いしないと
意味がないんです。

できること、できないこと
歩み寄れるところの
折り合いをつけていく。

山登りは断っても、
でも、できることはあります。
その提案をしてみましょう。

アウトドアショップに
ついて行くぐらいならできるとしたら、
彼とお話ししながら
お買い物を楽しむこともできます。

さらに、
彼が山から帰ってきたら
「どんなことがあったか聞かせて」
と、彼との一緒の時間を持つなども
効果的です。

自分のできる範囲を見極める

相手も大切にするけど、
自分のことも大切にする。

ここが大切です。

正直、無理やり山登りしてしまえば
ソッコーで感情タンクを貯めることはできます。

でも、自分に無理させたツケは
自分から返ってきます…

本当は行きたくないのに無理して合わせる…
この状態では、幸せとは言えません。

愛がほしくて困ってる時

では、次によくあるご相談

彼の意見に納得できない
彼の態度にイライラしてしまう時

どうして分かってくれないの？
彼の行動は、
大切な相手にする行動じゃないと思う。

私は愛されてないのかなと、
悲しくなる時、ありますよね。

そんな時、
実際の出来事や言葉がどうこうではなく

「自分は大切にされていない」

心に浮かぶ
この思いが苦しいんです。

例えば
「また友達と出かけてたの？
本当多いよなー」と明らかに嫌そうな顔で
意地悪く言われたとき

「なによ、私だって予定があるし
どうしてそんなこと言われなくちゃ
いけないの？！」と腹が立ってしまう

彼が言いたいのは
「出かけるな」「お前は大切じゃない」
ではないんです。

愛情がもらえなくて、困っているのです。

相手の嫌味には、
相手の愛情タイプが表れます。

例えば、

一緒の時間タイプ

また出かけてたの？忙しいってのは分かるけど、俺とはなかなかご飯もいけないのに、友達とはいくんだもんな。（寂しい…）

一緒の時間タイプの彼の嫌味

友達との付き合いだってあるんだから！と怒りたくなりますが、伝えたいのは「自分と一緒の時間をもってほしい」ということ。「親密さが感じられなくて寂しい、一緒の時間で愛情を満たしてほしい」が彼が伝えたいことです

ことばタイプ

また出かけてたの？俺はこんなに働いているのに。全然感謝しないよね、当然だと思ってるんだろうか（ありがとうを伝えてほしい）

ことばタイプの彼の嫌味

「いつもお仕事ありがとう、感謝してるよ」という言葉がほしい。言葉で愛を確認したくて、皮肉を言ってしまう状態です。

サービスタイプ

また出かけてたの？ちょっとは家のこともやったら？散らかってるし、ご飯もまだ準備してないのに…（家が整っていない=自分は愛されてない）

愛情があるなら、家族のお世話を率先してやってくれるはず。サポートしてくれない姿勢に、自分を軽んじられている気がして愛情を確認できない。出かけることが嫌ではなくて、伝えたいのは家を整えることで、自分のタンクを見たいしてほしいということ。

こんな感じです。

これは、
友人に送ったメッセージですが

イライラしながら
相手の感情タンクを貯めるなんて、
こっちばかり
損してる気持ちになりますよね。

この気持ちのまま
我慢して相手に合わせ続けると
いつか爆発してしまいます。

相手の感情タンクをためるのも
究極自分のためなのですが、

その努力全てが
勝手に「奪われている」ような
気になってしまいます。
これは、とても苦しいです。

お互いに思いあってるパートナー間で
「大切にしてくれない」と感じるその時、
困っているのは実は
相手だということ。

相手は、
「あなたを大切に思っていない」
それを伝えたいんじゃない。

ただ、相手があなたから
愛情を欲して求めている時です。

このことを覚えておくと、
感情タンクを貯める最中のケンカやすれ違いに
振り回されることが減るかもしれません。

いかがでしたか。
７回にわたって親密な関係での愛情表現パターンの
知識を公開してみました。

知識を手に入れたら、
次は実践です。

知識はすぐ手に入る。
でも、難しいのはここからですね。
この場合はどうするの？など
疑問がありましたら
個別コンサルにてご相談にのります！